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オデッセイとステップワゴン

何が違う?どう違う?

不況とはいえ快進撃を続けるホンダのクリエイティブムーバー、元祖オデッセイと、第2弾として登場したステップワゴン。どちらも非常によくできた車で、比べてみるのも楽しいんじゃないかと思ってこのページを作ってみました。

実際にどっちを購入しようか迷うことは少ないと思います。セダンに3列目を加えたようなオデッセイと、ワンボックスワゴン車のエンジンを前に追いやったステップワゴン、たとえば、オデッセイは普通の4枚ドアですがステップワゴンはスライドドアだったりして、根本的に結構違うわけです。それを踏まえてご覧ください。。

車体の大きさ


2台をならべてみました。長さと幅のオデッセイ、高さのステップワゴンというのは誰でも思い付くところでしょう。実際にステップワゴンは5ナンバーサイズに収まってますし、高さもかなりあります(といっても、ほとんどの屋根付き駐車場には収まると思いますが)。そして幅も、違いは数cmですが見た目も運転したときの感覚も一回り違います。実際は、オデッセイも横はほぼ垂直なんですけどね。

そして長さなんですが、これが実はたいして変わりません。

この写真のように前をほぼそろえて止めてみると、


このように後ろもたいして変わらないのです。この長さをなめてはいけません。オデッセイと、やはり巨大なトヨタグランビアをならべてみると、オデッセイのほうが優に長いのです。

運転席周り

まずは写真をご覧頂きましょう。

写真だとどっちも似たように見えますが、オデッセイは前に広く、ステップワゴンはダッシュボードが立っているというのが第一印象のはず。特に、Aピラーの角度、フロントウィンドウの傾斜を見るとよく分かります。運転席からボンネットが見えないのはどちらも同じ、狭い道路を走りまわるつもりがあるのならコーナーセンサーかリモコンポールが必須だと思います。

シートにはかなりの違いがあります。オデッセイのほうが明らかにサイズが大きく、ステップワゴンのシートは座面の長さが不足気味(これはCR-Vでも言えること)。長距離の移動であれば誰もがオデッセイのシートを好むはずです。ハンドルなどの位置はどちらもたいして変わりません。オートマチックのコラムシフトレバーも同じです(ただ、ステップワゴンの2WDモデルはポジションが1つ少なく、1速固定レンジがありません)。


パーキングブレーキも違っていて、オデッセイは普通のハンドブレーキ、ステップワゴンは足踏み式パーキングブレーキが使われています。どちらもたいして違わないように思いますが、「高級車に使われている」ということで足踏み式のほうが人気が高いかも。でも、オートマで左足ブレーキを使う人にとっては、足踏み式のパーキングブレーキはちょっと踏みにくかったりします(足を踏み換えなくてはならないため)。車格とは逆のこのブレーキの違いはおそらく車体の幅から来るもので、ステップワゴンにハンドブレーキを設置すると、中央の通路がかなり狭くなってしまうとかそんなとこだと思います。

あと上の写真からわかることは、中央のエアコン・オーディオパネルのところがオデッセイは出っ張っていて、ステップワゴンは引っ込んでいるということ。オデッセイのほうが操作がしやすいし、ステップワゴンのほうが左右の移動がしやすい、ということでどっちもどっちですね。カップホルダーの使い勝手はステップワゴンの勝ちです。

タイヤホイール


タイヤサイズはどちらも15インチで、205と195です。どっちも5穴ですね。オデッセイのオフセットは結構大きく、レジェンド用のアルミを入れたことがあるのですが引っ込みすぎて干渉してしまいました。ステップワゴンのほうはわかりません。

その他細かいところ

キーレスエントリー


オデッセイのtypeLに標準装備されているキーレスエントリーは左側の赤外線式、そしてオデッセイやステップワゴンにディーラーオプションとして準備されているのは右側の電波式です。
この2方式、実際にはかなりの使い勝手の違いがあり、赤外線式はテレビのリモコンと同じく、受信機に向けてボタンを押さなくてはなりません。それに対し電波式は、ズボンのポケットの中に入れていても、ある程度離れていても、ボタンを押せばドアロックが効いてくれます。オススメは電波式です。

室内灯

最近は凝った室内灯を持っている車が多くなってきました。残光式といわれる、しばらくたってから消灯するものなどがあったりします。オデッセイはその点なにも色気がなく、ただON-DOOR-OFFの3ポジション。ドアを閉めれば室内灯は即座に消えます。鍵穴照明などはあるので特に困りませんけど。ステップワゴンはその点少し目新しく、まず車に乗るときにキーレスエントリーで解錠すると室内灯が先につきます。そんでもって車に乗り込みドアを閉めてもしばらくは照明がついています(鍵穴の照明はない)。反対に車を降りるときも、キーを抜くとその時点で室内灯がつきます。これは非常に便利で、初めて乗った人でもドアノブを探さなくてもすみます。そして、車を降りてキーレスエントリーで施錠すると照明が消えるというわけです(そのままほっておいても消えますが)。細かいことですが、このような違いもあったりします。


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by.Kenji "kenjiz@yahoo.co.jp"