TOYOTA
 よく街中で見掛ける先代のソアラです。実は10年以上前に発売された車なのですが古さを感じさせません。写真は2000ccのGT TWIN TURBO。ターボ車なのでエンジンを回してやれば最近の普通の車と比べても、動力性能において劣ることはありません。
 エンジンは直列6気筒1G-GTEU。1Gエンジンは以前はマーク2やクラウンなど多くの車に使われていましたし、最近ではアルテッツァにも1Gが搭載されています。音が大きいのが欠点ですが、滑らかさは流石に6気筒です。ツインターボということでタービンが2個ついているわけですが、奥深くに隠れていて直接は見えません。インタークーラーはフロントに置かれた空冷式で、同じ1Gの水冷インタークーラーモデルよりも高出力を稼いでいます。暑い季節はエアコンを使うこともあってパワーが落ちるのを実感しますが。 ブレーキのシリンダーがわりとでかく見えます。ソアラの2000ccモデルのうち、ツインターボモデルのみは3000cc車と同じ大きなものがついているわけですが、減速Gはかなりのもの。タイヤさえしっかりしていれば食いついて止まってくれます（ABSもないのでもちろん油断は禁物ですが）。 サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーン式。前後共通のアルミ鍛造アッパーアームを使っていたりと凝っているけど、現代の水準と比較してしまうと剛性はいまひとつ。純正タイヤ・ホイールは6Jx15の西ドイツ製アルミに215/60R15のピレリです。 |