つまり、無線通信で料金支払いをすることによって高速道路の料金所のノンストップを実現するというものです。
私の場合、ちょうど5万円のハイウェイカードがなくなったこともあり、5万円でハイカよりは5万円でETC、というわけで、購入・取り付けとなりました。
購入したのは、Panasonic CY-ET100Dです。ナビがPanasonicなので、メーカーを揃えました。ただ、私のナビはかなり前のモデルなので、ETC車載機との接続ができません。とりあえずは別々の運用になります。パナの車載機はセパレートタイプで、送受信機部分(アンテナ)と本体が別々になっています。しかもとてもコンパクトです。アンテナは水平に設置する必要があるとのことで、運転席のメータ上にしました。実際には水平じゃないのですが、前傾斜は20度までOKなのに後ろ傾斜はダメらしいので、メータ上にしたというわけです。
パナのアンテナの小ささがよくわかります。室内から見るとこんな感じ。
コードは、フロントウィンドウ下からドア部分をつたって足元に来ています。途中で電源ケーブルと分岐しますが、電源はナビの電源と接続しました。必要なのは常時電源とアクセサリ電源、アースの3本です。アースはナビと同様、リアシート下から取りました。電源はオーディオ裏から取っていますが、そろそろ電源をきちんと引きなおさないと電圧低下が起きてる感じです。
本体はセンターコンソール内に入れてあります。運転席周りを今以上にごちゃごちゃさせたくなかったので、見えないところにしました。ただ、自動音声が少々聞きづらいのは難点です。ETCカードが入っていないときは、スイッチONで「ピッ」という音がし、カードが入っていると、「ETCが利用可能です」としゃべります。カードを入れたままスイッチを切ると「カードが残っています」としゃべります。ちなみにカードは、クレジットカード会社からETC用のICカードを発行してもらう必要があります。取り付けは、30分もあればOKです。一体型のETCならさらに時間短縮できるはずです。
ただ、問題がなかったわけではなく、横浜横須賀道路で途中下車したインターチェンジでは、ゲートが開かないことが2度もありました。どちらも50km/h程度で進入した場合でしたが、スピードを緩めると問題ないようなのでそれが原因のようです。ETCは100km/hでも問題ないように設計されていると聞いたことがありますが、どうやら30km/h程度が無難のようです。ダメだった場合は、後ろに車がいなければ、バックしてゆっくり再進入するとOKですし、料金所のおじさんに一般レーンに誘導される場合もあります。これも、横横道路の料金所特有の問題かもしれませんし、もしかすると原因はほかにあるのかもしれません。あと自分の経験ではないですけど、一般車との混在レーンで、ETC通過したにもかかわらず料金所のおじさんに強行突破と勘違いされて怒鳴られたという話もあるみたいです。
ただ、窓を開けずにノンストップで料金所を通過できるETCは間違いなく快適と言えます。車載機が高いというネックも、そのうち量産化されれば下がってくると思います。というわけで、新しい物好きのみなさま、どうでしょうか?ETC